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白髪染めは薄毛の原因になる?髪が細くなる仕組みから解説

この記事のポイント

  • 白髪染めがAGAの進行を直接早めるという話ではありません
  • 薄く見える原因は2種類。①本数が減る ②1本1本が細くなる。白髪染めが関わるのは②のほうです
  • 髪の見えている部分は死んだ細胞なので、傷んでも元には戻りません
  • 白髪染めは根元から塗り、伸びたらまた塗る。毛先ほど何度も染められてダメージが積み上がります
  • やめる必要はありません。根元中心に塗る・間隔を空けるだけでも変わります

「白髪染めをしていると、薬液で髪に影響が出ませんか」。サロンでよく聞かれる質問です。先にお答えすると、白髪染めがAGAの進行を直接早める、という話ではありません。ただ、髪そのものの寿命という点では、原因の一つになりうると考えています。東京・新橋の固定式メンズウィッグサロンバンビーニーの代表が、その理由を動画で話しました。この記事では、髪が薄く見える2つの原因から順に整理します。

はじめにお断りしておきます。私たちは医師でも薬剤師でもありません。ですので「白髪染めは危険です」といった断定はしませんし、逆に「まったく問題ありません」とも言いません。毎日いろいろな方の髪を触っているウィッグ屋が、現場で感じていることをお伝えします。

🎬 坂野てんくが動画で話していたこと

「まずですね、この結論を先にお伝えさせていただきますとですね、直接この白髪染めがですね、このAGAの進行を加速させてしまうといったことはないとは思うんですけれども、髪本来のですね、寿命をですね、縮めるというところに関しましては、これは原因の一つにはなってくるんじゃないのかな、という回答をさせていただこうかな。」

髪が薄く見える原因は、2種類あります

まず前提の整理からです。「薄くなった」と感じるとき、実は原因が2つに分かれます。

一つ目は、本数が減ること。頭皮の面積は変わらないのに、毛穴から生えてくる本数が減る。すると地肌が透けて見えるようになります。いわゆるAGAで起こるのはこちらです。

二つ目は、1本1本が細くなること。本数は変わっていなくても、太い髪が徐々に細くなっていくと、全体の密度が落ちて見えます。結果として「薄くなった」と感じる。

白髪染めが関わってくるのは、二つ目のほうです。抜け毛を本数で見るか質で見るかという話は髪は1日何本抜けても大丈夫?|抜け毛は”量より質”にも書いています。

🎬 坂野てんくが動画で話していたこと

「もう一つ薄く見える原因の二つ目といたしましてはですね、髪の太さの問題ですね。髪の毛の本数は変わらなくても、徐々にですね、髪の毛が弱ることによって太い髪の毛から細くなりますね。そうなると髪の密度も少なくなるので、結果的に薄く見えるというのは原因につながるのかなと思います。」

髪の見えている部分は「死んだ細胞」です

ここが一番大事なところです。髪の毛のうち、頭皮の中にある部分は生きています。ところが頭皮の外に出てきた瞬間、もう死んだ細胞になっています。

髪を切っても痛くないのはそのためです。神経が通っていません。そして、死んだ細胞ですから再生しません。皮膚ならターンオーバーで新しく入れ替わりますが、髪にはそれがない。

🎬 坂野てんくが動画で話していたこと

「そもそも髪の毛というのはですね、死んだ細胞でできてるんですね。頭皮の中にある状態は生きてるんですけれども、頭皮の外に出てくる時にですね、死んだ細胞となって出てくるんです。……なので一度ダメージを負うと、そのままダメージを負った状態になるんです。」

髪の寿命は、生えてから抜けるまでおよそ2年から6年ほどと言われています。つまり毛先に近いところは、何年も前に生えた髪です。その間に受けたダメージは、全部そこに残ったままということになります。髪の寿命については男性と女性の髪の違い|寿命・ホルモン・薄毛パターンを解説でも触れています。

塗り重ねるほど、毛先にダメージが積み上がる

白髪染めの薬剤は、髪の表面のキューティクルを一度開いて、内側に色を入れます。閉じたままでは色が入らないので、開く工程がどうしても必要になります。この時点で髪には負担がかかっています。

問題はここから先です。白髪染めは、まず根元を塗ります。しばらくすると髪が伸びて、根元にまた白い部分が出てくる。そこでもう一度染めるのですが、そのときは色をそろえるために全体にも塗ることになります。

これを何度も繰り返すと、どうなるか。毛先に近いところほど、何度も薬剤を浴びていることになります。根元の新しい髪は1回目でも、毛先は5回目、6回目かもしれない。しかも髪は再生しないので、そのダメージは消えません。積み上がっていくだけです。

その結果、髪本来の質が落ちて、途中で切れてしまうことがあります。切れれば当然、そこから先は無くなる。全体として見たときに、細く頼りない印象になっていきます。

🎬 坂野てんくが動画で話していたこと

「根元を塗ります、何ヶ月後かにまた塗りますってなりますと、全体的に塗るじゃないですか。色も入れ直ししますので。そうなると、ダメージを負った根元で新しく出てきてからダメージを負う、それが伸びてダメージを負う、それが伸びてダメージを負うというところで、髪の毛本来の質が悪くなってしまうんですね。なので、その途中で切れてしまったりだとかするんです。」

もう一つ、頭皮に薬剤が触れるという問題

白髪染めには、おしゃれ染めにはない難しさがあります。白髪は根元から白く生えてくるので、どうしても頭皮ぎりぎりまで塗る必要があるのです。おしゃれ染めなら少し浮かせて塗ることもできますが、白髪はそれだと染め残りが目立ってしまいます。

🎬 坂野てんくが動画で話していたこと

「この白髪染めというのはですね、おしゃれで髪を染める行為あるじゃないですか、それよりも判定がシビアなんですね。と言いますのも、やっぱり白髪って根元から白い毛が生えてくるじゃないですか。そこをですね、黒く染め直すといったところで、この頭皮にですね、直接ダメージを負ってしまうという影響もあるんですね。」

美容師さんは、頭皮に薬剤が乗らないように塗る技術を持っています。ですが自分で染めるとなると、どうしても頭皮についたり、しみたりすることがあると思います。

頭皮は髪が育つ土壌にあたる場所です。そこの環境が荒れると、生えてくる髪そのものが細くなることがあります。髪へのダメージとは別のルートで、同じ「細くなる」につながるというわけです。

やめる必要はありません。付き合い方を変えるだけです

ここまで読むと不安になるかもしれませんが、私たちは「白髪染めをやめたほうがいい」とはまったく思っていません。白髪が気になるから染めるわけで、そこを我慢するほうが本末転倒です。

🎬 坂野てんくが動画で話していたこと

「じゃあ、やめた方がいいのかということなんですけれども、僕は全然そういうことを思ってなくてですね。やっぱり白髪は気になるから染めるじゃないですか。」

そのうえで、できることが3つあります。

① 根元を中心に染める

毛先はもう何度も染まっています。色が多少落ちていても、毎回そこまで塗り直す必要はありません。伸びてきた根元を中心に塗るだけでも、毛先の負担はかなり減ります。

② 何回かに1回は、美容師さんに任せる

毎回サロンに行くのが難しくても、数回に1回はお願いしてみる。頭皮に薬剤を乗せない塗り方はプロの技術です。全部を自分でやり続けるより、髪と頭皮への負担は抑えられます。

③ 間隔を空ける

単純な話ですが、これが一番効きます。1ヶ月に1回染めている方が2ヶ月に1回にすれば、それだけで髪が浴びる薬剤は半分です。ダメージは回数ぶん積み上がるので、回数を減らせば積み上がる速さも変わります。

ウィッグをお使いの方へ|動画で話しきれなかった補足

人毛ウィッグも同じで、薬剤で染めれば毛は傷みます。ただ地毛と決定的に違うのは、ウィッグは伸びないという点です。根元が伸びて白くなることがないので、塗り重ねによるダメージの蓄積は起こりません。傷んだら毛材ごと交換できる、という違いもあります。

なお、髪の色がどう見えるかという話は濡れた髪はなぜ色が濃く見える?光の反射と吸収の話にも書いています。キューティクルとメラニンの関係を扱っているので、あわせて読んでいただくと分かりやすいかもしれません。

よくある質問

白髪染めをやめれば、髪は元に戻りますか?

すでに傷んでいる部分は戻りません。髪の見えている部分は死んだ細胞なので、再生しないためです。ただし、これから根元に生えてくる髪は新しい髪です。染める頻度を落とせば、その髪が受けるダメージは減らせます。

白髪染めとおしゃれ染めでは、どちらが髪に負担がかかりますか?

薬剤そのものの差より、塗り方の差が大きいと考えています。白髪は根元から白く生えてくるため、頭皮ぎりぎりまで塗る必要があり、頭皮に薬剤が触れやすくなります。その点でおしゃれ染めより気をつかう場面が多い、という意味です。

市販の白髪染めを自分でやっても大丈夫ですか?

やってはいけない、ということはありません。ただ、頭皮に薬剤がつきやすい・しみやすいという点は自覚しておいたほうがいいと思います。しみる、かゆみが出る、赤くなるといったことがあれば、無理に続けず皮膚科でご相談ください。

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★★★★★
182件の口コミ

ホットペッパービューティー口コミ

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ジョニーさん ★★★★★

「とても親切に対応していただき安心しました。施術後も違和感なく大変満足しています。」

サイサイさん ★★★★★

「今までいろいろなお店に行きましたが、特に満足度が高かったです。仕上がりもとても自然で扱いやすくなりました。」

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まとめ

📝 この記事のまとめ

  • 白髪染めがAGAの進行を直接早めるという話ではありません
  • 関わるのは「1本1本が細くなる」ほうの薄さです
  • 髪の見えている部分は死んだ細胞。傷んでも元には戻りません
  • 塗り重ねるほど、毛先にダメージが積み上がります
  • 頭皮に薬剤が触れることも、別のルートで細さにつながります
  • やめる必要はありません。根元中心・間隔を空ける・時々プロに任せる

バンビーニーは東京・新橋の固定式メンズウィッグ専門サロンです。1ヶ月外れないウィッグで、寝ても洗っても外れません。髪や頭皮のことで気になることがあれば、カウンセリングでお気軽にお尋ねください。

この記事を書いた人|坂野てんく

東京・新橋の固定式メンズウィッグサロン「バンビーニー」代表。1ヶ月外れないウィッグの提供と、髪や頭皮についての情報発信を行っています。YouTubeでも髪まわりの疑問にお答えしています。

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